この記事のコメントの中に「祖父母がいてもこういう発言をするのか？」というコメントがあった。
私の祖母の話をしたいが、私の祖母は晩年、食欲もなく、寝た状態が多くなった。母（娘）はそれでも生きていてほしいと高カロリー飲料「メイバランス」を与えていた。死んでほしくない母。死にゆく祖母。もちろん私は祖母に長生きして100歳の壁を越えてほしかった。元気であるならば、ね。
祖母は死を待っていた。「いつお迎えがくるかね？」と話していたから。母は無理に祖母を生かしていた。治りもしないリウマチに苦しみ、二日に一回世話に来る娘は話もする暇もなく家から去っていく。毎週一回病院に行き、予約しても２～３時間は平気で待たせる整形外科。祖母の姿を見て長生きとはいいものなのか？と何度も感じた。
幸せとは何か。生きると何か。人間は不老不死ではない。死に時を間違えた人間の終わりまでの人生はどういうものなのか。私は経験者ではないけど、常日頃、人生の終わりを考えて、その時がきても足掻いて苦しんで生きていかないように、なるべく人様の世話にならないように、若い人たちに未来を渡して死んでいきたい。
