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障害者GH世話人なりたての元専業主婦Blog

労働者の人権には配慮しない

2019.10 十条銀座

私の働いている職場では休憩がろくにとれない。時間・場所・突発的な依頼という3点の問題でとれない。

私の場合は8時間労働なので1時間の休憩時間が与えられているのだが、タスクをこなそうとするとどう頑張っても休憩が1時間とれない状態が発生する。昼食を作った後に通院同行(予約)とか。通院同行の時間は動かせないとして利用者の昼食の調理をどうにかできないかと考えるも、もう一人の職員も手が離せないし私が料理を放棄すると相手に負担が倍増するだけだ。ということでしぶしぶ昼食を調理する。そして通院同行。帰宅してからの暇はなく休憩はとれない。私自身も昼食が食べたいから、利用者の昼食を作っている最中に食べる。「食べながら」「作っている」という最悪の組み合わせだ。行儀も悪いし、早食い競争のようになっているし、何より不衛生。まず、こういう無理難題なタスクを組み込んでくる管理者や正社員がおかしい。こんなことをやらせて、よく心が痛まないな。多分、感覚が麻痺しているのだろうな。そして休憩時間が30分程とれたとして、休憩室がない。この短い間に利用者と同じ空間で食べるから、利用者の要求が飛んでくる。これをまた受け付けないといけない。「私も休憩中なので一切受け付けることはできません」と言えない。私が言ってもわからないし、闇雲に言っても相手が不快になるだけだ。ゆっくりできる空間がない上に、常時、お茶入れ等の要求を受け付けなくてはいけない。これらは本当にストレスがたまる。更に、休憩時間なのに外出することが許されていない。この事に関しては完全に法律違反らしい。

とても理不尽に思えたので私は上層に訴えた。私は一人でゆっくり休憩がしたいと。そうすると「ホームにいる限り利用者さんは世話人(私)を探し出して要求してきますよ」という答えが返ってきた。そこで私はこうも言った。利用者さんも平日はどこかで働いている。その際に休憩は取ってないのか?と言えば、絶対に取っているはずだ。ならば、あなたたち(利用者)が休憩をとるように、世話人さんも休憩が必要なんだよと教え込めばいいと。それを指導できないのですか?と。

最近、研修に何度か参加してきた。障害者さんの人権や権利について学んだ。介護者にも人権や権利はある。長年、介護職に就いていると「障害者にも人権があるように、私たち(就労者)にも人権がある」ということを忘れてしまうんだな。私はこの業界に就労してからまだ半年で、物事の見方も介護職脳になっていないから、どうしても疑問がわいてしまう。今は令和だ。そろそろ昭和っぽい働き方はやめていただきたいと強く思う。