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障害者GH世話人なりたての元専業主婦Blog

そんな時給じゃ人はきませんヨ(1)

2021.06 調布市 神代団地

うちのグループホームが求人広告を出している。応募の電話をかけてくるのは60後半の人や70前半のご老人が多いのだが、うちの施設では体力仕事もあるので60歳未満の方が欲しいらしい。ということで年齢を聞いては即お断りの状態である。

そんな時、ようやく30代半ばの男性介護福祉士が応募してきてくれた。施設見学もし、夜勤専という契約もし、さあ初日・・・現場にはこなかった。管理者からその人に連絡しても繋がらず、いわゆる「バックレ」というやつである。

次に18歳の女性からも応募があったが面接日に現れなかった。私も若い頃にはよく「バックレ」ていたので人様の事を言えないし、まあ仕方ないよねという気持ちもした。なんせ最低賃金で障害者さんの世話をすると聞いたら、多数に応募していたとするとここで働くという選択肢はなくなると思うし、男性介護士の夜勤1勤務の平均賃金が1日20,000円~なら、ここの施設で出すのは15,000~17,000円だから選ばないだろうな。老人介護より仕事はくらべものにならないくらい楽だと思うけど、賃金の多い少ないは大事だよね。

では、今現在、どういう人が施設で働いているのか。身内に障碍者がいたり、氷河期世代年越し派遣村あたりの年から介護に流れていついた人、理事長の身内だったり、親族に障害者関係の仕事に従事している人がいるといったり、とりあえずいきなり障害者関連の施設を選んだのは私くらいである。

管理者がポツリと言い出した。本当に人がこない。以前はすぐに応募者がきたのにと嘆く。いや、まあそりゃ、最低賃金で集めようとするのがちょっと(笑) うちの管理者さん福祉業界が長いし、普通の感覚がわからなくなっているのだろうな、かわいそうに。私は人がいてもいなくても自分の時給の範囲内でしか仕事をしないし、困りもしないからまあいいかと静観している。