-障害者GH世話人- Aya's Everyday

障害者GH世話人なりたての元専業主婦Blog

老いてくことを受け入れる

2021.03 新宿御苑

10代の時の私は30代の私に価値がないと思っていた。当時の私自身の価値の全ては若さにあると信じていたからだ。30歳になるまでに死ぬなんて本気で思っていた。今ではその時の気持ちを思い出すと笑ってしまうけどね。だってもう40歳を越えてしまったのだから。

自分が「老けたな」とはじめて思ったのは27歳の時。明らかに顔が変わったことに気づく。その時点から鏡を見なくなっていく。次に35歳。ああ、世間で言われている男性は8の倍数、女性は7の倍数で顔が変わるだとか老けるというのは当たっているのかなとも思った。それでも私は出産経験もないし、インドア派だから紫外線の影響も受けてないし、ずっと他者との接触を避けて暮らしてたから人間的ストレスも少なかったし、苦労してきた人に比べれば若く見えるのだろう。

私は40歳に近づくにつれて老いを受け入れていった。時間はどうやっても止めれない。マイナス5歳を目指したりしてみた時もあったが、それすらもうあきらめた。SNSを見ていると女性はいつも若さやかわいらしさ、美しさを求めているような気がする。そう、外見の事ばかり。そんなものばかり見ていると更に「潔く老いていこう」なんて気持ちにもなる。

永遠に美しい花なんて存在しないように、人間の若さも永遠ではない。でも、40歳なら40歳なりの美しさもあろう。過去は美や若さを追求した日もあったけど、今はとまらない老いと一緒に生きていきたい。