死後の世界なんてないよ、きっと。この事はいつ確定されるのか。遠い未来か。
死んだら天国に行く。はたまた転生する。霊となってこの世にとどまる。そんなことは死んだ世界は誰も見たことがないから妄想や空想が捗るし、都合の良い解釈ができる。私の父は昨年亡くなった。晴れ男を名乗っていた父だから、お出かけの日に良い天気だと「パパが晴れにしてくれた」等と言ってみるけど、自分自身はもう父は「無」にかえったと思っている。そして、私自身も死んだら「無」になると思っている。だってこの世界が見ているのも脳みそで、思いも心も脳みそで、それがなくなったら「無」でしかないんだから。有名な人々はその名をかたられ続けているが、それは生きているということにはならない。
もし「無」でないとしたらそれがわかるのはいつか。わかるときには私自身はこの世にいないけど、本当はどうなのかを生きている間に聞いてみたい。