-障害者GH世話人- Aya's Everyday

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校則を守るのは簡単な事。

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私の行っていた高校にもたくさんの校則があった。自分と無関係な身なりを正すような校則ばかりだったけど、一つだけ「どうしてこの校則が設定されているのか」がわからないものがあったのでわざと破ってみた。それは冬の制服であるブレザー着用必須の校則である。

私の高校の冬の制服はブレザー型の制服であった。ブラウスにベスト、その上にブレザー、下はスカート。冬場だからコートをはおって通学する。コートの前ボタンをとじればブレザーは見えない。防寒のためにコートを着るわけだから、その下に着ているものを脱いで通学する必要は感じられなかったがあえて反抗してみる。時折、校門前に教師が複数名並び、門を通る生徒の身だしなみをチェックするのだが、ブレザー着用もチェックされ「ブレザーチェック」と呼ばれていた。私にはこの校則の意味が理解できなかった。見た目ならコートに隠されてブレザーを着てることなんてわからないだろうと。私は教師にこの校則の意味を聞いた。しかも3名くらい。誰も答えられなかった。答えたくなかったのか?今となってはわからない。

勉強もせず、校則も意図的に破り、高校生の時点で社会不適合者要素がつめこまれていた私でも、今になってわかったことがある。意味不明なルールに従わせるのは、この世の理不尽に対応できるようにするためなのかなと。人は生まれた時から不平等で、生きていれば理不尽に遭遇する事もある。それに対して逐一怒り狂っていたりしたら自分が疲れるだけだし、日本という秩序ある社会で生きていけないから、精神の鍛錬のために謎ルールを守らせていたのだろうか。実際に登校時にブレザーを着る事はたやすい御用である。社会的にも何も考えずに従ってくれる人間のほうがいいよね。校則に疑問を持つのは良いことだが、簡単な校則も守れない私はやっぱり・・・。

話変わって引用したニュースの中に「地毛を染めてこい」というのがあったが、これはいくらなんでも無茶であり、酷い話である。ただ、身内で「あの子の地毛は茶色い」という認識が共有されていたとしても、そんなことは全く知らない別の子供に「あの子は茶髪だ」と指摘されて逐一説明したりするのも面倒くさいんだろうなとは感じた。特に顔が日本人ならあんまり想像もできないだろうし。難しいね、校則。