-障害者GH世話人- Aya's Everyday

障害者GH世話人なりたての元専業主婦Blog

15年ぶりにまともに働きたいと思う

2021.07 石神井川上板橋付近)

私は子供もいないのに15年も働いていない人。私なら自分なんか絶対に雇いたくないと思っているくらいに役立たず。15年という月日で世間と私はズレすぎて、その溝も埋まらないくらいになったように思う。

ここ3~4年で年1くらいの面接挑戦。近所には介護施設障碍者施設などがあるのでそちらを受けてみる。とりあえず相手様に会っていただける。

1回目のチャレンジは近所の老人ホームの介護職員。施設長に「あなた、子育ても介護もしたことがないので無理ですよ」と言われる。

2回目のチャレンジはB型事業所。見学後、「あなたが良ければすぐにでも」と言われたことにかなりショックを受けて自ら辞退する。

3回目のチャレンジは別のB型事業所。面接した男性施設長は私のブランクなんかに唸るも「一度やってみますか」と言ってくれたが、後日、経験者が面接にきてその人に決まったということで終わり。

今回は4回目のチャレンジ。前回より3か月くらい間は空いた。この挑戦を始めた頃から見ていた求人募集。人の入れ替わりが激しいのかなと想像しながら応募したのは障碍者グループホーム世話人。一通りの見学が終わった。

さて面接。「15年、なにされてたんですか?」ほらきた。私は正直に話す。「特に何もしてませんでした。家にいました」取り繕いたくない。この15年という間、何もしてこなかった、クソの役にも立たない人間で良ければお願いしたい。「それは何か理由があって・・・ですか?」「いえ・・・働かなくても済んだからです」。まずはじめに私は電話で15年の間ブランクがあるのですか大丈夫ですか?とは聞いていたが。私の回答を聞いた施設長が一言「それは大変羨ましいことです・・・」と。そして「では、いつ頃から来れそうですか?」!?えっ、私は驚いた。

「えっ、15年間、何もしてこなかった人間でもいいんですか・・・!?」と聞いてしまった。試用期間もあるしいいのだと。私の「明るい」感じが良かったと言われた。これでいいのか・・・?

面接当日に合否判定が出るなんて思いもよらなかったし、その上とりあえず来てみてくださいと言われたし、私は一瞬躊躇してしまったが今度こそは頑張ってみようと思った。何より、こんな人間を雇ってみようと思ってくれたことに感謝したい。ちなみにこの施設長は居住者の方々の信頼を得ているということは十分に伝わってきた。人格者なのだろうか。年齢を聞いたが、苦労に苦労を重ねているのか実年齢よりだいぶ老けて見えるその人。こんな機会はめったにない。謙虚に勤めに行こうと思う。まだはじまったばかりだ。いや、何もはじまってないも同然だしこれから頑張っていこう。